代表挨拶

医療経営に新たな価値の創造を

私の父(戦前生まれ)は消化器内科医師であり、現在は引退しております。
私が子どもの頃、父や親族のドクターから、将来に対する経営の不安を一度も聞いたことがありません。しかし、現在の現役ドクターからは非常に多くの不安の声が挙がり、また様々な相談を受けています。つまり、一世代前に比べ、著しく経営環境が悪化していると言えるでしょう。

父が開業したのは1979年でした。幹線道路から一本奥に入った静かな場所に、住宅兼有床診療所を建てました。いわゆる「経営」という概念がないまま、診療に専念していたため、組織づくりの重要性にも気付いていませんでした。スタッフの入退職は頻繁にあり、会計業務は税理士に任せきりで、財務内容もほとんど把握していませんでした。それでも、当時は相当な売上が上がっていましたので、さほど問題なかったのかもしれません。しかし、その後、幹線道路に面した視認性の良い場所に、最新設備の整った新しいクリニックが次々に開業し、父が引退間近の売上はピーク時の8割減になっていました。

開業当時は、ドクターもクリニックも少なく、患者さまも現代のようにインターネットで情報収集することもできない時代でしたから、「経営」としての体をなしていなくても、患者さまに選ばれていたのだと思います。しかし、ドクターもクリニックも増え続け、患者さまも情報収集が可能な現在、経営力がなければ生き残っていけない時代に突入しています。
そんな中、経営者として、「ヒト・モノ・カネ・ジョウホウ」を戦略的に差別化し、患者さまに選ばれるクリニックを経営し続けていかなければならないのです。

 

長い年月をかけてドクターになり、医療の世界で研鑽を積み、それらの知識や経験をもって開業しても、開業後はお金の問題やスタッフの問題など診療以外のことに頭を悩ませているドクターが非常に多いように思います。そんな状態では、良い診療は行えませんし、ひいては患者さまにとって不利益なことではないでしょうか。

 

私は開業に不安を抱えるドクターを一人でも減らし、ドクターが診療に専念できる環境を提供し続けたいと考えています。世間にある開業本には書かれていない「成功する開業」について、セミナーを定期的に開催しているのは、一人でも多くのドクターに正しい開業の方法を知って頂きたいと思っているからこそです。

 

私の考えが一人でも多くのドクターに広まり、少しでも成功に繋がるドクターが増えることを心より祈っております。