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インバウンドのチャンスを医師開業に取り入れる方法


インバウンドのチャンスを医師開業に取り入れる方法

インバウンド需要の増加は、医療の世界にも変化をもたらしています。トレンドを上手くつかむことによって、ビジネスチャンスを広げることが可能です。

医療ツーリズムに商機を見出す

日本を訪れる外国人の増加に伴って、年を追うごとに注目度を増してきているのがインバウンド需要です。観光業や宿泊業といった、旅行客に直接関わりのある分野だけでなく、百貨店やタクシー会社など、訪日外国人の利用によって業績の拡大が期待できる業界はたくさんあります。

 

医療の分野も、その1つに数えることができます。わが国の医療技術は世界的に見ても高い水準を有しているため、日本を訪れる外国人の中には観光旅行の日程内に医療機関の受診を組み込む人も少なくありません。これを一般に、医療ツーリズムと呼んでいます。

 

新規に医療ビジネスを始める場合、同業者との差別化を図ることが成功のために重要なカギの1つとなります。医療ツーリズムへの積極的な対応は、差別化として有力な方法です。たとえば開業場所を選定する場合などにおいても、通常は潜在的顧客の多い都市部で開業する方が成功の可能性が高まりますが、たとえ人口の少ない地域であっても著名な観光スポットが近くにあれば、医療ツーリズムの需要を取り込むことができます。

ニーズを的確に把握する

では、インバウンド需要を見込んで開業をする場合には、どのような点に気を配れば良いかというと、まずは当然のことながら外国語への対応という点が挙げられます。訪日外国人の多くは日本語に関する一定の知識を備えていますが、健康状態などを正確に日本語で表現できる人は決して多くありません。

 

そのため、医療機関側で通訳を採用したり、医師や看護師が外国語を習得するなど、充分なコミュニケーションが取れる体制を整えておくことが重要です。また、訪日外国人の間で具体的にどのようなニーズがあるかを把握することも重要なポイントの1つです。少し前までの医療ツーリズムでは、富裕層がホテル並みの豪華な設備を有する病院で人間ドックを受診するというのが人気を集めていました。

 

しかし近年では、手ごろな料金で美容医療が受診できる通称「美ンバウンド」がトレンドになっています。このように、医療の世界にも流行の移り変わりがあるので、インターネットで情報収集をしたり、外部コンサルタントのサポートを得たりするなどして、その時々の最新動向に目を光らせておくことが需要を満たすことにつながります。

 

口コミによる知名度アップも、インバウンドのチャンスには見逃せない要素です。国籍に関係なく患者とていねいに接し、高い評価を獲得していきましょう。

まとめ

今後も日本に訪れる外国人は増加が見込まれます。インバウンドのチャンスを取り入れることは、他院と差別化を図る上でも有効な手段ですので、意識していくと良いでしょう。